面接で落ちる原因 『論理性がない』
コンサルティング業界の面接で選考が進まなかった、つまり選考で落ちる際のフィードバックとして最も多いのは、論理性がないといった
ことです。
論理性というと、ロジカルシンキングなどを思い浮かべる方も多いと思います。
面接の際には、ケース面接も出ていなかったのに、なんで論理性が理由で
落ちるのだろう、と考えることもあるでしょう。
しかし、面接の中で、あなたの論理性は如実に現れており、それを見て
評価されているのです。
面接の場での論理性とは、出された質問に端的に答えることであり、
答えた内容については、根拠が示されていることであり、論理の飛躍が
ないことです。筋道立てて説明している、ということと捉えてください。
実際のところ、これを意識してやられている人はそれほど多くありません。
それほど、皆さん重要視していないんだと思います。
ここで論理性が欠如しているとどのようなことが起こるのでしょうか。
<例>
面接官:『なぜ、うちの会社を受けたのですか?』
応募者:『私は○○会社の□□部門に勤務しています。
以前、▲▲のプロジェクトで、事業企画立案の仕事をしました。
プロジェクトは□□部門の新規事業に関わるもので、
非常に大変な仕事でしたが、新規事業である▲▲が実際に
サービス開始し、ビジネスがスタートさせることに大きな
充実感を感じました(以下略)』
起こりうるものとしては、質問内容と答えている内容が合致していないことが
最初に考えられます。
ここでは、面接官の質問に対して、考えていることを説明しようと
しているが、結局のところ、質問とは別の話題から話してしまっています。
気持ちとしては理解できますが、質問に対しての結論から考えていれば
こういった答え方にはならないでしょう。基本的なところですが、
質問が『なぜ、うちの会社を受けたのですか?』といった内容であれば
『私は○○という理由で御社を受けました』と最初に答えるべきです。
そのあとにその理由に至った経緯を説明することが必要です。
話す内容が構造化されていないことになるので、応募者の方の論理性に
疑問がつきます。
<例>
面接官:『今までの経験で、最も成果があがった仕事について教えてください』
応募者:『私は営業部門で売り上げを半年で2倍にしました。
営業部門では、無駄な業務が多く売り上げが頭打ちに
なっていました。問題となっていた業務を効率化することで
売り上げを2倍にすることができました。』
最初に結論から話していることは、いい回答です。
成果についても具体的な数字をあげている点も評価できます。
ただし、ご本人は気づいているのかわかりませんが、論理の飛躍と、
具体性の欠如で、論理性はまったくないと判断されそうです。
この説明ですと、
無駄な業務の効率化→売り上げ2倍
という論理を構築していますが、
・無駄な業務とは何か
・効率化とはどのようなことをしたのか
・効率化でなぜ、売り上げがあがったのか
ということについて言及していません。ここに飛躍があるのです。
答えるべき内容は
・問題となる前提・状況
・認識された問題
・問題に対する解決策の立案
・解決策の実行
・結果、成果
です。ひとつひとつの間に論理の飛躍、抜け漏れがないように
気を遣ってください。
答えが長くなるかもしれませんが、筋道だてて説明すれば、聞けるものに
なるはずです。面接官であるコンサルタントは、ポイントのわからない
回答については、必ず突っ込みを入れたくなります。面接ですので
業務上で行っているほどの厳しさにはしないかもしれませんが。
いくら、過去の経験でいいものを持っていたとしても、論理性のない
回答で台無しということも大いにあります。この論理性は、一朝一夕では
身につかないものですから、日常的に習慣づけるしかありません。
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