なぜ新しい戦略はいつも行き詰まるのか?
なぜ新しい戦略はいつも行き詰まるのか?戦略コンサルタントに興味がある方、MBAで経営の全般について学ぼうと
考えられている方に読んでいただきたい本です。
特に、まえがきから前半の第1部、第2部あたりまでで触れている戦略の
限界についての記述は非常に面白いものでした。
戦略というものが企業において一般化してきて「戦略のコモディティ化」
が進んだという記述や、「正しい戦略は幻想」といった記述は、戦略本や
MBA経営本などが書店に並ぶ中、なかなか異なる視点です。
この本で言われるように、戦略はコモディティ化したとはいえ、満足な
分析を行えていないのも事実。こういった現実からすると戦略コンサルの
仕事は早晩なくならないと思います。戦略コンサルティング会社が
なくなることもないでしょう。
とはいえ、企業経営における、
戦略立案→戦略の実行→成功
というところにも穴があることを示しており、戦略万能論ではないことも
知ることができます。
企業経営の中の戦略の位置づけを学んだあと、こういう考え方もあるという
ことで読むと、いい本でしょう。まったくの戦略知識なく読んでも、戦略
というモノに対しての違和感を感じるだけかもしれません。
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