理系出身がコンサルに多いわけ
コンサルタントに理系出身者は少なくありません。確かに、理系の方は専門的なことを学部、大学院で専攻しているため、
その方向性に沿った進路を選ぶことはあります。
また、コンサルティング業界は企業のこと、つまり経営に関することを
扱っているため、理系には縁のない業界と思われることもあるようです。
そんなことはありません。
コンサルティング業界は理系向けの業界です。
では、コンサルタントの仕事のどんな部分が理系の経験が生きるのでしょうか。
それは、2点あると思います。
論理的な思考の有無とシステム・ITに関する親和性です。
前者ですが、文系の方に比べて、卒業研究などでの実験→論文作成という
プロセスは、
・ファクトを重視
・論理的な帰結を重視
という思考回路を醸成します。
つまりは、『現象から問題を考える』とか、『仮説を立ててその仮説を証明
する事実を得る実験を考える』、『○○だから●●である』という思考の習慣を
作れるという点です。
コンサルタントでも同様です。
クライアントの状況を捉え、すぐ様ソリューションの提供を行うわけでは
ありません。あくまでも、現象を捉え、その根本と成っている問題点を
考えます。その上、問題を解決するための仮説を立てるわけですし、
その仮説が実行されたときの影響を検証するわけです。
人に説明するときには、必ず、根拠を示す習慣がついていなければなりません。
感覚だけ、知識だけ、そんなコンサルタントは要りません。
後者ですが、現在の会社経営において、システム・ITを抜きには語れません。
システム・ITは理系のもの捉えている文系出身もしくは、情シス以外の
方もいらっしゃるでしょう。しかし、会社全体を考えるコンサルタントに
とっては、システム導入に直接関与しないコンサルティング会社であっても
システム・ITを避けずにコンサルティングを提供できません。
このシステム・ITに対する敷居の低さを理系出身の方はもたれていると
思います。
実際、戦略系での選考に当たっては筆記試験が課されます。
この筆記試験は、知識を問うものではありません。あくまでも頭の使い方
思考の仕方を問うものが多いのが事実です。
つまり、GMATの試験であれば、
・Critical Reasoning
・Problem Solving
・Data Sufficiency
といったものです。
これらは、論理的な思考をするためのツールであり、基本的な頭の
使い方を知るためのものです。
これらに比較的臨みやすい方は、理系的な訓練(数学での入試や、実験による
論理的な思考)を受けてきた方が多いようです。
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