若手コンサルタントのジレンマ
コンサルタントとして若手から一歩進んだ位のところで直面するジレンマがあります。若手ならば目の前の作業に打ち込み、期限を守りつつ、上司なりの求める品質に
達するまで仕事をするだけです。
しかしある程度、そのような状況から脱却したときに、この品質と期限という一見
二律背反にも見えるものにジレンマを感じます。
具体的にいえば
自分の仕事の品質への納得感と期限のどちらを優先するのか
ということです。
コンサルタントとして仕事をしている以上、クライアントにサービスを提供している
存在です。期限を予め切っているのであれば、それは厳守です。守れないなんて
行為は許されません。それは、クライアント向けではなく、プロジェクト内の
自社向けの作業であっても同様です。
この絶対的な存在である期限と、仕事の品質、つまり資料であればその完成度であり
調査であれば、その粒度であったり、範囲といったものです。
しかし、そこは優先順位をつけなくてはいけません。
期限が一番で、品質はその次。
こう書くと品質は低いのか?なんて印象が残るかもしれません。
しかし、品質というものは、自社内で想定できるレベルは最低限達しているというレベル
での話しです。人様に見せれないものを提供するということではありません。
コンサルタントの仕事の大変さはここにあります。
最低限のものを作ったとして、それ以上を提供するために、身を粉にして働く、
時間なども使えるならばできるだけ使い、夜を徹してしまうこともある。
これは、作業が多くあるという面もありますが、コンサルタントとしてできる限り品質の
高いものをクライアントに提供しようというマインドの表れでもあります。
ある程度、経験したコンサルタントであれば、時間と品質の関係を理解します。
「クライアントのためにできることは際限なくあるが、限られた時間で提供できるものは
限られてきます。その中で仕事を増やして品質が担保されたものはできるのかい?」
手を抜いているわけではありません。
ある一定の水準以上の領域で、やるかやらないかという話です。コンサルタントとして
もっとやれるという部分を排除しても期限に間に合わすようにするということなのです。
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