コンサルタントに求められる専門性とは

コンサルタントは、経営のすべての領域において専門家であるという誤った認識を
持つ方もいらっしゃいます。

コンサルタントも全知全能ではありませんから、すべての業界、業務に精通している
わけではありません。コンサルタントも年次を重ねると、ある程度の専門性を
持つことになります。

この専門性は、自ら選び取っていくという面もありますし、結果的に付いたという
面もあります。

前者は、プロジェクトのアサインメント(配属)について、自らやりたい方向性を
示して選んできたというものです。たとえば、情報通信業界のグループに入る
とか、情報通信系のプロジェクトに多数かかわるよう社内で動いてきた、という
ものです。業界に精通することができるでしょう。

後者ですが、これは転職で業界に入った方にもかかわることですが、ある程度
自分のスキル、経験がある場合に、そのスキル、経験が生かせるようなプロジェクト
に呼ばれることがあります。これは、SCMやERP、CRMといった分野にかかわるものや
システム企画、開発、運用などのフェーズにかかわるものがあると思います。

コンサルタントとならば、自らの売りを作らなければ自社内でも声がかからない
こともありえます。

「この分野ならば、○○さん」

といった分野を作ることも、コンサルタントとして成長している証です。

しかし、この専門分野を作ることにマイナスのイメージを持つ方も見受けられれます。

ひとつ考えてほしいのは、専門分野だけを知っているわけではありません。
その専門分野があるが故に、企業の問題に対してその専門性の知見から
意見を言えるわけです。基本的なコンサルタントとしての問題を見る視点なども
備えているのですから、専門以外はわかりません、ということはありません。
また、専門ではないので答えられません、ということもコンサルタントには
ありません。

高い山の麓は広いことと同様、コンサルタントも専門性を深めると同時に
その近縁の分野にも明るいことがあっての専門性なのです。
専門バカということではありません。


2007-11-13 11:00:00 現在の記事です

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