コンサルタントから経営者になるためには
ライブドアHD、平松社長退任へ
読売新聞
ライブドアホールディングス(HD)の平松庚三社長が12月に開かれる定時株主総会で退任し、後任にコンサルティング会社幹部の石坂弘紀氏が浮上していることが12日、分かった。平松氏の退任は、12月に任期が切れることに加え、株主の外資系投資会社の意向も踏まえ ...
コンサルティング会社出身者の石坂弘紀氏が、ライブドアホールディングスの
後任社長として浮上しているという報道がありました。
石坂氏は、ブーズアレンハミルトンやローランドベルガーで代表を勤められた
西浦裕二氏がマネージングディレクターであるアリックスパートナーズの
ディレクターです。報道では外資系投資会社の意向ということもあるようですが
石坂氏が、前職の産業再生機構での経歴を買われていることはたしかでしょう。
石坂弘紀氏
また、ファーストリテイリングの堂前宣夫氏が退任されるようです。
彼は、ファーストリテイリングの「ポスト柳井」とも称された方です。
元マッキンゼーで、98年にファーストリテイリングに入社。経営計画から
情報システム企画、海外事業に携わってきました。
退社に事由については、個人的な意向とのことでですが、コンサルタント出身で
上場会社のトップ間近まで昇進されたことは非常に特筆されるべきもので
内外で評価されていたのもうなづけます。
堂前宣夫
この2つのニュースで意識していただきたいことがあります。
コンサルタントのキャリアを「将来、経営者になるための礎つくりとして」と
考えられているのであれば、前者の石坂氏のケースのように、招聘されての
トップ就任を考えられるのかもしれません。
ただ、ある程度の規模の会社で、このようにコンサルタントからトップに就任する
ことはまれでしょう。ここでは、DeNAの南場智子氏のような創業者トップに
ついては除きます。
石坂氏のように、再建途上の企業で出資している側からの意向が働かない限り
外部からの経営者への就任はないでしょう。
ミスミの三枝匡氏が、事業会社のコンサルタント出身の社長として著名では
ありますが、いきなりのトップ就任ではなく、取締役として入社し、その後
代表取締役社長に就かれています。
同様に、ファーストリテイリングでポスト柳井という地位まで昇っていた
堂前氏も、コンサルタント後のキャリアでファーストリテイリングに入社されて
いますが、しっかりと企業の中で実績を積み上げて現在の地位を築いているのです。
コンサルタント後のキャリアとして、経営トップに就きたいと考えるのであれば
コンサルタント後に、事業部長や経営企画など、事業会社の経営に近いポジションとして
入り、そこで実績をあげて昇進し、経営トップに近づく・・・ということが一番
現実的な選択肢と考えられます。
今の日本では、ライブドアの状況のように、外部からの強い力がない限り
外部からのまったくの事業未経験者が経営者につくことは難しいと思います。
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