戦略立案の仕事の流れ【まずは『分析』から】
戦略系コンサルティングもしくは、総合系コンサルティングファームの戦略部門は経営者に近い課題を扱います。
それを戦略と一言で言ってしまうと、戦略立案に至る過程を見過ごしてしまい
勝ちのような気がします。
みなさんにとって、戦略とは、どのようなものと認識されているのでしょうか。
また、戦略立案のプロセスはどのようなものと認識されているのでしょうか。
戦略系コンサルティング会社にコンサルタントとして入社できれば、その戦略
立案がパッとできるようになると思っていませんか。
戦略系で扱う経営課題については、
1. 現状の把握
2. 分析
3. 解決策の提示
という流れでコンサルタントは仕事をします。
流れといっても決まったプロセスではありません。
出てきてる課題はそもそもどういったことなのか、ということは、
分析をしている中でも立ち戻ることはありますし、解決策のプランを
作成している段階であらたに分析すべき情報が生じることもあります。
また、分析すべき情報によっては、データを集めるところから始めることも
あるでしょう。
現状の把握とは、会社に関わる数字、データといった定量的な情報をとって
くることです。また、社内の関係者、取引先などのインタビューといった
定性的な情報もケースによっては必要になるでしょう。
こういった情報をもとに分析します。
ここではデータの処理能力といった資質も関係します。
理系の方が戦略系で好まれるのは、ここでの処理能力の高さ、経験の豊富さに
あると思われます。ここでの分析が必須なのは、ファクト(事実)を元に
ロジックを組み立てるのがコンサルタントだからなのです。
提案はすれども、その提案はコンサルタント自身の成功体験に基づいたもの、
ということはないのです。一つ一つのケースについて、ファクトをもとに
ロジックを組み立てるのです。戦略系が業界経験やコンサルタント経験を
それほど重視しないのは、ゼロベースで物事を考えることが、ここでの
プロセスに必要となるからでしょう。
ここでの分析をもとにして、解決策を提案するのです。
なんらかの方法論でもって解決策が出てくるのではなく、コンサルタントらが
チームとなって、情報を得、分析をし、頭を使って使って出してくるものなのです。
誰彼でもできるものではなく、際限のない分析作業を行える地道さがあるかどうか、
なんらかの思い込みなどを排除してゼロベースで物事を考えられるか、
分析という部分に対する親和性も戦略コンサルタントとしての資質のひとつと
言えるのではないでしょうか。
[2007/07/30 初掲]
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