コンサルタントの「問いかけ」術とは?
たとえば、あなたが担当しているタスク、「企画書類の作成」が取引業者に作成依頼したデータの納品が遅れているために、進捗が進んでいない状況を上司に報告するとします。あなたなら、どのように報告しますか?
<例1>
「『企画書類の作成』遅れてます。
いやー、業者からデータこなくて着手できないんですよー。」
こんなことを報告して、何の意味があるのでしょう。
目的は、「企画書類の作成」なはずです。
しっかりとした上司ならば
「で、どれくらい遅れているの?」
「で、何が原因なの?」
「で、遅れていることで他に影響は?」
「で、どうすれば原因を取り除けるの?」
「で、スケジュールに追いつくためにどうすればいいの?」
ここで、これらの質問に答えられなければ、大目玉を食らうはずです。
コンサルティング会社で厳しいプロジェクトだったら、「明日から来なくていいよ」
と言われてしまうかもしれません。
<例2>
「『企画書類の作成』のタスクについては、○○日が締切ですが、2日ほど遅れています。
その原因は取引業者に依頼したデータの納品が2日ほど遅れていることです。
取引業者に確認したところ、△△日に納品ということになっております。
△△日の前々日には、△△日に納品できるかの確認の連絡をしていただくように
なっています。△△日の時点で、データが無い場合は、こちらで別のデータを
作成して、資料に差し込みます。その際にデータ作成の要員は確保可能か、
◆◆さんに確認済みです。データが無い場合にも企画の内容に変更はいたしません。
△△日に納品された場合には、予定通り○○日に提出いたします。」
これくらい情報があれば、上司も安心でしょう。
また話しの進め方も先日扱ったSDS法に近いものになっています。
回答は、あくまでも「企画書類の作成」という目的に対して、
なにか阻害する要因があれば、それを取り除くことを考え、取り除けない場合は、
代替案を考えること。代替案にしろ、遅延が発生するにしろ影響先がある
はずなので、そこへのアクションも考えておくべきです。
コンサルタントとして必要なことのひとつは、物事に対して、「なんで?」と
問いかけることかと思います。
ただ報告の際に、状況だけ話すのではなく、事前に、その状況に対して「なぜ?」と
問いかけること。その作業をするかしないかで、仕事の質がまったく異なります。
漫然と物事を見るのか、それとも、常に本質を捉えようとするのか、
入っている集団によっては、「なんで?」という問いかけは、面倒くさがられる
でしょう。
しかし、コンサルタントならば、避けられないところです。
まずは、ご自分の姿勢、意識を変えてみましょう。
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