ケーススタディ 「ドラッグストアの年間の市場規模は?」
以下の情報を基に、3つの方法で推定しなさい。1.ドラッグストアにおける1時間あたり購買客数=100人
2.マツキヨの売上高=3000億円
3.マツモトキヨシの市場シェア=5%
4.国内総店舗数=15,000店
制限時間は6分です。
3つの方法で、数値を出してみてください。
では、開始してください。
解答例、解説は下記に掲載しています。
ここでは、金額が近いということはあまり関係ありません。
問題に対して、アプローチするための頭の使い方を問うているのですから。
簡単なものから行きましょう。
解答例1『マツモトキヨシの売上高、シェアから計算』
6兆円=3000億円÷5%
3000億円=マツキヨの売上高(出題に提示)
5%=マツキヨのシェア(出題に提示)
ドラッグストアの国内市場規模を、マツキヨの売上高から市場シェアを割ることで、出しています。
基にした数値は、どちらも出題で提示された定数ですので、非常に思いつきやすいものですね。
解答例2『総店舗数から推定』
5兆4750億円=15000店×10時間×365日×100人/時×1000円/客
15000店=国内総店舗数(出題に提示)
10時間=営業時間(1日10時間で想定)
365日=営業日数(年間365日で想定)
100人/時=1時間あたり購買客数(出題に提示)
1000円/客=客単価(自分の経験から想定)
想定の値と問題から提示した数値を使って、うまく推定していると思います。
解答例3『利用者数から推定』
2兆4024億円=6000万人×70%×52回×1000円
+6000万人×30%×12回×1000円
女性の人口=6000万人
女性のドラッグストア利用者の割合=70%
女性の年間来店回数=52回
女性の客単価=1000円
男性の人口=6000万人
男性のドラッグストア利用者の割合=30%
男性の来店頻度=12回
男性の客単価=1000円
細かく想定した値を用いると、このように、他の計算値とだいぶん異なる値が出てきます。
しかし、この値が実際の値と遠かったとしてそこは問題になりません。問題の考え方として、しっかりとしたアプローチを行っている点で評価できます。用いた想定値の精度をあげてくれば、近い数字になるかもしれないからです。
ただ、ざっくりと市場規模を推定しろ、という課題に対しては、こういった細かく分類しすぎるのも、パッと答える面接などでは難しいと思います。
以下、この問題を作成した際に、参考にした情報です。
2004年度、主要ドラッグストア190社の経営実態調査
医薬品産業について調べるには
マツモトキヨシ IR資料
[2006/10/5 初掲から加筆修正]
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