コンサルタントに資格は必須か?コンサル転職に役立つ資格とは?
コンサルタントに資格は必須なのでしょうか、という問いをよく受けます。コンサルタントに関わる資格について、私見を出してみたいと思います。
国家資格としては、中小企業診断士がコンサルタントに近いものになります。
しかし、この中小企業診断士ですが、あくまでも中小企業に対するものです。
大企業のような組織、業務の複雑さをカバーできていないものです。
しかし、中小企業といえども、企業です。この企業に関わる事象を網羅的に
学んでいるという点では、評価できると思います。また、中小企業向けの
コンサルを行うにあたっては、大企業と異なる部分もありますし、こういった
国家資格を取得しているという点で、お客様企業および経営者の信頼を置きやすい
という部分も見逃せません。
大規模なコンサルティング会社に所属していると、あまり中小企業診断士を
保持している方は見られませんが、公認会計士などを保持している方はよく
見受けられます。大規模なコンサルティング会社は、元々会計監査法人の
コンサルティング部門としてできた出自があります。故に、公認会計士として、
会計系に近いコンサルティング会社を就職先に選んだという点が理由です。
この資格を持っているメリットは、やはり会社の数字を”見れる”ことにつきます。
B/S、P/Lといった財務諸表がわかることは、会社のお金の流れがわかることに
他なりません。お金の流れがわかるということは、お金に伴う業務をつかむことが
できるということです。単に『モノを売る』といったときでも、商品を仕入れ、
支払いを行い、在庫とし、受注して、出荷して、入金し、売上げとする、
このすべての処理にお金が絡んでいることを忘れてはいけません。
お金の流れという面から企業を見れる習慣があることがメリットです。
加えて、CPA(米国公認会計士)やMBA(経営学修士号)の保持者もいらっしゃいます。
CPAはアメリカの会計士の資格であり、もともと日本の公認会計士を目指していた人が、
受けにいくというパターンがよく見られます。
MBAに関しては、戦略系のコンサルティング会社に多く見られる学歴です。
これは資格ではなく、学位です。海外のMBA取得者はおしなべて英語も堪能で
あることが多いです。当然といえば当然ですが。MBA取得については、ビジネスについて
広く学んでいる点と物事についてよく考える習慣がついているという点で
アドバンテージがあると思われます。
最近は日本でも取得できる大学院が増えてきました。海外でなくても取得できる
学位になってきています。今後は、海外のMBAのように、日本のMBAでも出身の
大学院によって評価される時代がくるでしょう。
その他、技術系の資格、例えばSAPやOracleなどERP系、LinuxやCiscoなどの
インフラ系のようなものも、技術寄りのコンサルタントなら取得していることも
あります。転職されてきた方、前職のころに取得していた、ということも多々
あります。
基本的には、大企業をお客様とするコンサルティング会社では、資格を保有している方は
小数です。資格に頼っていないという表れだと思います。その分、お客様企業の
担当者と接したときに、自らへの信頼を勝ち取らないといけない、という部分は
意識する必要があります。
[2006-08-28 初掲]
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