キャリアの視点:トランク1つで食っていけるか?
トランク1つで、ちがう国にいって、たったひとりになったとしよう。そのとき、貴方は一人で食っていけるか? あなたが持っているキャリア・スキルの価値を計る尺度として、これは非常に重要な視点だ。
どうしてこう考えたかというと、話は、さかのぼる。日経アソシエを読んでいたのだが、特集で、いわゆる「みんなの給料明細を公開」というのがあった。
某銀行20歳前半、給与20万円。うーん、厳しい。ボーナス含めても年収まさに300万円台。将来にわたって年収が伸びることを前提に、こういう賃金設計になっている。
安定してずっと成長することを前提とした計算なわけである。しかしながら、今の時代、どうなるかわからない。 最もキモに命じておかねばならぬのは、
「環境の変化が、いままでのキャリアを一瞬にして吹き飛ばすことがある」ということだ。
銀行員などかわいそうだ。銀行で身に付くスキルは、銀行をやめたあと、銀行がつぶれてリストラされたあと食っていけるスキルなのか?
たった一人になったときに、サバイバルして食っていけるスキルを身につけているか?
たとえば審査が得意でも、個人一人になったとき、だれを対象に審査するのか。融資したくたって、融資先する金もない。貯金をあつめてこようにも、お金を預かることはできない。銀行を一人でつくるわけにはいかない。
結局ほかの銀行に職を求めるほかない。
しかし、求人数は有限だ。
能力競争、または、果てしない賃金価格競争になるわけである。
大企業でなにか後ろ盾がなければ成り立たない商売をやっている人は、すでに赤信号点滅である。会社を去ったとき、みんなは貴方の会社のブランドや仕組みに寄ってきていただけで、貴方個人に信頼をよせていたわけではないことが身にしみてわかる。
記者なんかそう。記者と仲良くすれば、記事に書いてくれるから、みんなが寄ってたかって持ち上げてくれる。あなたが記者をやめて、記事をかく権限を失った瞬間、だれも見向きもしなくなる。自分のblogにでも記事を書きますから・・といっても誰も相手にしてくれないだろう。
突然、戦争が起って、家をすてて、難民として国外に避難しないといけないとしよう。(日本は島国なので国外非難は考えにくいが、多くの大陸の国では、こういうことがある)トランク1つで、ちがう国にいって、たったひとりになったとしよう。そのとき、貴方は一人で食っていけるか?
たぶん明確に分かれるとおもう。食っていけるひとは、たぶん難なく食っていける。食っていけない人は、どうやってもだめだ。
金を生み出すひとと、誰かの金の分け前を得る人、の違いだろうか。
コンサルタントはどうだろうか?
結論は、yesとも言えるし、noともいえる。そのうち深堀したい。
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