シリコンバレー・アドベンチャー―ペン・コンピュータに賭けたぼくたちの会社創造ゲーム
シリコンバレー・アドベンチャー―ペン・コンピュータに賭けたぼくたちの会社創造ゲーム(新題:ザ起業物語)
ジェリー カプラン (著), Jerry Kaplan (原著), 仁平 和夫 (翻訳)
数ある起業家本のなかでもピカイチの本だとおもいます。NY行きの飛行機のなかで10時間ぶっ通しで読んでしまった。
起業本は、「自慢話」「成功談」が多い中、これは、一世風靡しそうで失敗したペンコンピューター会社の物語だ。実にリアル。
類書に「社長失格」があるが、暴露系というよりは、こちらは起業のドキュメントであり、それに思いをかけた創業者や仲間の赤裸々な気持ちが伝わってくる。最後は失敗におわるのだが、勇気が湧いてくる話だ。
行き詰まったとき、これを読み返して、気持ちを新たにしている。
この手の起業話は、バブルな時代のバブルな話と片づけて見る人もいるが、もっといろいろなことが読みとれるはずだ。
ぼくの親友で兄貴分、ロータスの創業者でもあるミッチェルが、新しく自家用ジェットを買った。相乗りでサンフランシスコに戻る機上で、ひとつのアイデアがひらめいた。
キーボードのかわりにペンで入力する超小型のコンピューターをつくれば、世界は変わる…。
ミッチェルは、そのアイデアを実現するため、ただの技術屋のぼくに、会社をつくってその経営をしろと言う。投資家は150万ドルの現金をぽんと出すし、あれよあれよと言う間に新会社ができてしまう。話をかぎつけたアップルのスカリーや、マイクロソフトのゲイツまでが首を突っ込んでくる。
いったい彼らは敵なのか、味方なのか。どうやらぼくは、とんでもない世界に足を踏み込んでしまったようだ…。シリコンバレーを舞台に、主人公たちの夢と情熱を描いた感動のドキュメンタリー。
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