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ケース面接対策(1)〜プリンシプルに思いを馳せよ



0d79e8f3.jpgコンサルタントの採用面接で行なわれる特有のものに「ケース面接」「ケースディスカッション」がある。
面接官がいきなり「●●について考えて」といったようにお題(ケース)を出して、それについて受け答えするというものである。ケースに対しては、その場で答えてもらったり、グループでディスカッションをして発表してもらう。

「都内にあるガソリンスタンドはいくつ?」といったとりとめのないものがそれで、このような面接に馴れていないと、面を喰らってしまい、まともな受け答えができない。

これには、殆どの方が苦労しているようだ。
私のところに相談をされるかたも、一番の悩み事は「ケースうまくできなくて、本番でちゃんとできるか不安」というものである。

これらのケースの特徴をあげると、次のようなことになろう。

・とくに答えがない。
・知識の有無を聞いているのではなく、そのひとが物事をどのように考えるかを観察する。


とくに二つ目は重要だ。面接官が見ているのは、あなたがどのような思考をするか、という一点に尽きる。知識で答えられる部分があったとしても、それだけに立脚して受け答えをするのは、趣旨に反する。これを勘違いすると、まず落第する。

例えば、先ほどのガソリンスタンドの例、

「ガソリンスタンドは届け出がでてるはずだから都庁にきいてみましょう」などと答えたら確実にアウトだ。
たしかに、ガソリンスタンドの統計は存在するかもしれないし、それがわかれば手間が省けるが、そういうことを聞いているのではない。

万が一、あなたが都庁の職員で、およそのガソリンスタンド数を本当に知っていたとしよう。それでも「およそ×××カ所です」と答えてしまったら、面接官は貴方の能力を何も判断できない。

極端な話、「ネブラスカ州オマハにあるガソリンスタンドはいくつか?」と質問されたほうが良いかもしれない。
アメリカ旅行好きでも「ネブラスカ州オマハ」に行った人は、あまりいないだろう。「都内」といわれるといろいろ知識で勝負してしまうかもしれないが、「ネブラスカ州オマハ」といわれたら、これは頭を捻るほか仕方がない。

逆の言い方をすれば、「都内」と聞かれても「ネブラスカ州オマハ」でも通用する答弁を考えないといけないということだ。

それは、どういうことか?
つまり、ガソリンスタンドの数を決定する「法則=プリンシプル」について思いを馳せよということだ。

ガソリンスタンドの数を決定するごく基本的で最も重要な要因は、「都内」と「ネブラスカ州オマハ」でもおそらくそれほど変わらないだろう。それは、ガソリンタンクの容量や、幹線道路の数や、総延長などあたりに絡んでくるだろう。そういう視点から、物事を抽象化して捉えられるかどうか。

プリンシプルを見抜く「視点」と、それをロジカルに組み立てる「構成力」が問われるのである。

ロジカルシンキングなどを学んで論理力はついたと思っても、なかなかケースがうまくいかない人は、この「プリンシプルを見抜く力」がやや足りないのだと思う。
経験のあるコンサルタントは、これがずば抜けて働く。本当に重要なところを一発で見抜いてしまう。

では、どうしたら「プリンシプルを見抜く力」が獲得できるのか。
実は、これは経験のなせる技が大きい。つまり、たくさんいろいろなケースをやって、その過程で力がついてくるのだ。
逆に言えば、訓練で伸びるということでもある。ケースが苦手というかたは、よき指導者についてもらって、たくさん数をこなしてほしい。

明日以降は、実践でケースをいろいろやってもらいながら、アプローチの方法、押さえるべき視点、自分なりの価値の付け方等について、解説していこうと思う。




2005-01-21 01:15:19 現在の記事です

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