ケース面接対策 〜コンサル思考によるケースアプローチ (4)
ケーススタディ対策講座の5回目。
前回、前々回と、セグメンテーションについてみてきた。今回もセグメンテーションの例を取り上げる。(これにてセグメンテーションは終り)
まずは、このセグメンテーションをみてほしい。
<やみくも分解型?>
まず、左図で、代表的な食事パターンを定義している。
朝昼晩ごとに、外食とコンビニでは割り箸をつかうと考え、その比率を定義している。
その「代表的食事パターン」に当てはまる割合を推測しているのが、右側の図で、家庭がある人と、独身で分けている。独身は100%のひとが、「代表的食事パターン」にあてはまるとしており、家庭がある人は20%が当てはまるとしている。
独身の定義は、18歳から35歳の70%であり、それ以外の層では20%が独身だという。
もう、なんだか分からない。
これでは面接官は理解できない。私も理解できなかった。
ただやみくもに要素を分解していって、方向性を見失っているように見える。
とにかく細かくいろいろ考えていっているのはいいが、何を軸にしているのか見えないし、ぞれぞれの図も何を意図しているのかピンとこない。
※印のところを見て頂くと、割り箸を使わない層が、だぶっていろんなところに現れている。さらに、ご飯を抜く人が10%いるとしており、さらに理解できなくなっている。おまけに外食店舗の50%は割り箸を使わない場合があるという。
左側の図のピンクの部分、昼飯を外食にする割合があるが、これはいったい全体のロジックのなかで、どの位置づけにあるのか。質問されたときに即答できるだろうか。
「18歳から35歳の以外の20%のひとが家庭があり、うち20%人の昼飯のうち、昼飯を食べない10%をのぞいて、30%が外食であり、それらが割り箸をつかうのですが、それを示しています」
うーむ。
MECEやロジカルシンキングを学ぶと、ロジックツリーなどの要素分解の手法がでてくる。これは強力な思考の武器なのだが、方向性を間違って使ってはわけがわからなくなるだけだ。
細かい方がいいわけではない。とにかくいろいろと要素を分解していって、なにがなんだかか分からなくなるというのは、要するに分解という表面的なテクニックをやっているだけで、本質的には頭を使っていないという証拠である。
複雑なロジックは理解されずらい。一方、本質を突いているものは、見た目にはビックリするほど単純にうつるものだ。物理の方程式などは、まさにその典型だろう。
何度も説明しないと理解できないものは、複雑すぎると思った方がいいだろう。コンサルタントは、複雑な事象のなかから、本質だけを抜き取り、単純化して提示することに価値のひとつがある。
クライアントの社長や部長は、単純なことしか聞いてくれない。彼らに理解できることを言わなければ、コンサルタント失格である。
・分解病に気を付けろ。
・複雑で正確なモデルが必ずしも価値があるわけではない。
・本質を突いている物は、単純にして美しく見える。
次回は、私のセグメンテーションを書きます。
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